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支払通知・振込データをAIで下書きする手順。口座・金額と二重支払の確認
要点
AIに任せるのは、支払通知の下書きと振込データの確認表づくりです。人は口座と金額の突合、二重支払の検出を中心に確かめます。振込先は承認済みの一覧と照合し、候補の採否、銀行への取込・送信、承認は人が担う流れにします。
取引先への支払をまとめる経理事務では、通知文を作り、銀行へ渡す内容を整えます。金額が合っていても振込先や対象の請求が違えば意図した支払にならないため、文面と支払内容を対応させる確認が必要です。
表・指示文・数字は説明のための架空の例であり、実在の会社の話や、AIが実際にそう答えることを示すものではありません。
1.AIに任せること(支払通知・振込データの作成)
承認済みの一覧から、取引先ごとの通知文と、元の明細をたどれる確認表を下書きにします。不一致や請求の重なりは候補として残し、口座の補完や支払対象の確定は含めません。 阿波銀行の総合振込の資料には、振込先の口座番号を示す項目があります。 Power Queryの「重複を保持」は、選択した列で値が繰り返される行を表示する機能です(確認日:2026-11-02)。
渡すもの
- 承認済みの支払一覧:取引先、請求番号、金額、支払日、元資料の参照先を含めます。
- 承認済みの振込先マスター:銀行・支店・口座種別・口座番号・受取人の一覧です。
- 支払済み・保留中の一覧です。
- 支払通知の見本と、利用銀行・契約の受入形式の資料です。
AIが出すもの
- 取引先ごとの支払通知の下書きです。
- 支払一覧・口座一覧・振込用の値を並べた、参照元付きの確認表です。
- 不一致、未記入、二重支払の疑いと理由の一覧です。
- 対象件数・金額の集計案、人の検算欄です。
2.AIでの進め方
- 支払対象と資料を固定する:支払対象と保留分を人が分け、渡す情報の範囲を先に決めます。元の台帳や口座一覧をAIに直接書き換えさせず、写しと別の出力先を用意する形です。
- ダミーの見本で試す:口座の先頭のゼロ、未記入、請求の重複を含む例を用意します。候補が出るか、人が見本と照合します。
- 通知と確認表を対応させる:元の行をたどれる印を付け、通知と確認表を作ります。口座一覧にない値や不一致は補完せず、別欄に残す扱いです。
- 過去の支払も並べて比べる:請求番号・取引先・支払日を組み合わせ、同額の明細や支払済みの請求を候補にします。支払日が違う同じ請求も見られるよう、請求番号と取引先だけでも照合するとよいです。
- 明細から別に検算する:人が確定した対象について、件数と合計金額を元の明細から別に算出し、集計案と照合します。合計だけで済ませず、取引先ごとの通知額と振込用の値も確かめます。
- 形式を確かめて人が取り込む:利用銀行・契約の資料に沿って人が振込用ファイルを整え、送信・確定を伴わない方法で取込テストを行います。桁数・文字種・先頭のゼロを確認し、表示された受取人・金額を照合した後、承認と送信を人が担います。
3.確かめる点
検査の中心は、口座と金額の突合、二重支払の検出です(当社の「できること64項目」の記載)。
| 確かめること | 見方 | 見落とすと |
|---|---|---|
| 口座と金額の突合、二重支払の検出 | 承認済みの口座一覧・支払一覧・支払済み一覧と、確認表の各明細を照合します。 | 別口座への支払、金額の相違、同じ請求への重複した支払につながります。 |
| 振込先の対応 | 銀行・支店・口座種別・口座番号・受取人を承認済み情報と比べます。 | 別の取引先の口座が結び付きます。 |
| 通知と振込用の値 | 通知の明細金額と支払日が、確定した支払一覧・振込用の値に対応するかを見ます。 | 相手への案内と実際の支払内容が食い違います。 |
| 候補の扱い | 同じ請求番号・取引先・金額の行と、支払日をまたぐ行を比べ、残す理由を記録します。 | 重複した請求が残る一方、別の支払が除外されることもあります。 |
| 件数・合計金額 | 確定対象の明細から別に集計し、振込用ファイルと比べます。 | 対象の抜けや余分な明細が生じます。 |
| 取込後の表示 | 利用先の指定形式に沿うかを確認し、桁数・文字種・先頭のゼロが保たれているかを見ます。 | 取込エラーや意図した値との相違が生じます。 |
4.人が判断する所
- 不一致の解消に使う根拠と、振込先の変更を承認するかどうかです。
- 重複候補が同じ請求なのか、別の支払なのか、保留が必要なのかです。
- 金額・支払日・手数料の負担など、取引先との合意に照らした支払内容です。
- 通知文の宛先と送付、振込用ファイルの取込、最終承認と送信です。
5.AIへの指示文の作例
架空の支払一覧を使い、候補を残す指示の形を示します。
| 取引先 | 請求番号 | 支払金額の置き方 | 確認候補 |
|---|---|---|---|
| 架空甲社 | 請求あ | 甲社の承認額 | 同じ請求番号・同額の行があります。 |
| 架空乙社 | 請求い | 乙社の承認額 | 照合対象です。 |
| 架空丙社 | 請求う | 丙社の承認額 | 照合対象です。 |
| 架空丁社 | 請求え | 丁社の承認額 | 照合対象です。 |
| 架空戊社 | 請求お | 戊社の承認額 | 照合対象です。 |
| 架空甲社 | 請求あ | 甲社の承認額 | 重複の疑いとして人に戻します。 |
目的:上の表から、通知の下書きと振込データの確認表を作る。 銀行・支店は「架空銀行・架空支店」、口座番号は「0000000」というダミーとする。 支払日は承認済み一覧の指定日とし、記載がなければ未記入とする。 金額の記号は数値にせず、集計欄は確認待ちにする。 使う資料:支払一覧、承認済み口座一覧、支払済み一覧、通知の見本。 資料の値だけを使い、推測・補完しない。 出力:通知の下書き、元の行をたどれる照合表、確認候補の一覧。 請求番号・取引先・支払日・金額を照合し、日が違う同じ請求も候補に残す。 架空甲社の同じ請求は削除せず、候補の理由を添える。 資料の不足や判断に自信のない所は「人への確認」欄に出す。 元データは変更せず、銀行に取り込むファイルの確定・送信・承認は行わない。
6.当社に相談するとき
この仕事は、手順書と検査を当社が設計し、お手元のAIで回していただく形が基本です。
どの業務から始めるか迷う場合も、滋賀の中小企業向けAI相談(30分の無料相談)をご利用ください。料金は料金のページに載せています。
出典(確認日:2026年11月2日)
- 総合振込(全銀協制定フォーマット):同行の資料に振込先口座番号の項目があること。利用銀行への適用は未確認です。
- 重複する値の操作 - Power Query:選択した列の値が繰り返される行を表示する説明。二重支払の確定を説明した資料ではありません。
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