- トップ
- AIコンサルティング
- AIでできる仕事64項目
- 公開情報からの名簿・リスト作成
公開情報から名簿・リストを作る手順。出所URLと取得日・利用条件の確認
要点
AIには、確認済みの公開資料から組織情報を抜き出し、出所をたどれる一覧の下書きに整える役割を任せます。人が確かめる中心は、出所URLと取得日、利用条件の確認です。見つからない項目は空欄にし、利用範囲や外部への提供は人が判断します。
営業や企画の事務では、業界団体の会員一覧などから候補の組織をまとめます。一覧を使う目的に照らして、集める項目と利用条件を確かめる工程を設けます。
表・指示文・数字は説明のための架空の例で、実在の会社の話ではなく、AIが実際にそう答えることを示すものではありません。
1.AIに任せること(公開情報からの名簿・リスト作成)
個人情報保護委員会は、既に公表されている個人情報も、他の個人情報と区別せず保護の対象としています。 国税庁法人番号公表サイトでは、商号又は名称、本店又は主たる事務所の所在地、法人番号を検索できます。 同サイトは、権利表記の記載がない限り、公共データ利用規約(第1.0版)に準拠した利用条件で利用できます。 公共データ利用規約(第1.0版)は、対象コンテンツの出典と、加工時には加工の事実・主体の記載を求めています。 ここからは当社の整理です。 収集元ごとに規約を確認し、利用範囲を決めた資料を渡します。AIに任せるのは組織情報の転記と出所の整理です。資料ごとの内容や利用条件を混ぜず、確認待ちの欄を残す下書きにします。
渡すもの
- 一覧を作る目的、対象となる地域・業種、集める項目
- 人が開いて確認した会員一覧の写し、出所URL、ページ名、取得日
- 利用条件の原文、規約のURL、確認日、人が決めた利用範囲
- 出力の列と、空欄・食い違い・確認待ちの示し方
AIが出すもの
- 組織名・所在地・組織の代表番号を並べた下書き
- 行ごとの出所URL・取得日・利用条件
- 記載なし、読取不能、資料間の食い違いを分けた確認欄
- 同名組織や重複の候補と、それぞれの出所
2.AIでの進め方
- 目的と収集元を決める:人が項目を絞り、利用条件を読みます。大量の自動取得は手順に含めません。
- 資料と出所を組にする:写しにURL・ページ名・取得日を添え、規約の原文も残します。掲載側の更新日と取得日は分けます。
- 見本で試す:資料の一部で、組織情報と出所が同じ行に残るかを試します。組織の代表番号かも見ます。
- 別の下書きに出す:AIに元のデータを直接書き換えさせず、別の一覧を作らせます。出所のない値は補わず、確認待ちにします。
- 原文へ戻って照合する:人が各行の出所を開き、転記と利用条件を確認します。同名の組織は統合せず候補に残します。
- 利用する版を確定する:確認済みと確認待ちを分けて保存します。社外へ渡す範囲も人が判断します。
3.確かめる点
検査の中心は、出所URLと取得日、利用条件の確認です(当社の「できること64項目」の記載)。
| 確かめること | 見方 | 見落とすと |
|---|---|---|
| 出所URLと取得日、利用条件の確認 | 各行から元ページと規約へ戻り、確認日と利用範囲も見る | 情報の由来や使える範囲を追えなくなります |
| 項目ごとの出所 | 別の資料で補った値にも取得元を残す | 別組織の情報が同じ行に入ります |
| 同名組織と重複 | 名称だけでまとめず、所在地などを原文と照合する | 異なる組織が統合されます |
| 空欄と読取不能 | 元から記載がないのか、読めなかったのかを分ける | 未取得の項目が確認済みに見えます |
| 連絡先の範囲 | 組織の代表番号であることを掲載箇所で見る | 目的に含めていない連絡先が混ざります |
| 取得時点と情報の時点 | 取得日と掲載側の更新表示を区別する | 古い掲載内容が現在の情報として扱われます |
4.人が判断する所
- 対象とする組織と、目的に必要な収集項目を決めます。
- 各サイトの利用条件に照らして、採用する資料とその利用範囲を決めます。
- 個人に関わる情報の扱いや、外部提供の可否を決めます。法的な判断は、上記の公式資料を示して専門家に確認します。
- 確認待ちの行を採用するか、いつ再確認して一覧を更新するかを決めます。
5.AIへの指示文の作例
架空の地域の業界団体の会員一覧を渡す想定です。出力は、次のような表の下書きになります(10組織のうち3組織を抜き出した例)。
| 組織名 | 代表番号 | 出所 | 取得日 | 利用条件 | 確認欄 |
|---|---|---|---|---|---|
| 工房あ | 記載なし(空欄) | 会員一覧のページ(架空) | 取得した日を記入 | 社内閲覧のみ | 資料に番号の記載がないため空欄 |
| 工房い | 読み取れない | 会員一覧のページ(架空) | 取得した日を記入 | 社内閲覧のみ | 数字が判読できず、確認待ち |
| 工房う | 資料から転記 | 会員一覧のページ(架空) | 取得した日を記入 | 社内閲覧のみ | 個人の連絡先に見える記載は出力しない |
架空の「こはる野地域工芸会」の会員一覧(10組織)を、下書きに整えます。 資料にあることだけ使い、組織名、組織の代表番号、出所URL、取得日、利用条件、確認欄を出します。 個人名と個人の連絡先は出力対象外です。記載のない代表番号は空欄にします。 元資料の変更、追加の検索、外部への送信は行いません。 自信のない所は確認欄へ分け、利用可能かどうかは判断しません。 入力:会員一覧の写しと規約の原文を添付する想定です。 代表番号は資料から転記し、読めない値は確認欄に残します。
6.当社に相談するとき
この仕事は、当社のAI(Claude)で作り、作る係と確かめる係を分けて、検査記録つきで納めます。AIの契約がなくてもお受けできます。
どの業務から始めるか迷う場合も、滋賀の中小企業向けAI相談(30分の無料相談)をご利用ください。料金は料金のページに載せています。
出典(確認日:2026年11月3日)
- 新聞やインターネットなどで既に公表されている個人情報は、個人情報保護法で保護されるのですか。:公表済みの個人情報も保護の対象
- 国税庁法人番号公表サイト:検索できる組織情報の範囲
- 利用規約|国税庁法人番号公表サイト:同サイトで適用する利用条件
- 公共データ利用規約(第1.0版):対象コンテンツの出典・加工の記載
関連する記事・ページ
- 調べてまとめる:この分野の入口ページ
- 名刺・メール署名から顧客台帳へ
- 表記ゆれの統一(住所・社名・日付)
- 顧客名簿をExcelで整理する方法
- 法令・官公庁の資料の原文取得と要点整理
- 競合・相場の調べもの
- 業界の制度変更の追跡
- AIでできる仕事64項目の一覧
- AIコンサルティング:できること64項目
このページの確かめ方は、情報の確かめ方と更新の方針にまとめています。