- トップ
- AIコンサルティング
- AIでできる仕事64項目
- 納品書・検収書の作成
納品書・検収書の作成をAIに任せる手順。受注台帳との突合と分納の確認
要点
AIには、受注台帳と出荷記録を対応づけ、納品書・検収書の下書きと確認待ちの一覧を作らせます。人が確かめる中心は受注台帳との突合です。受注した数量をそのまま今回の納品数にせず、分納の履歴や実際の検収記録を確かめてから確定します。
出荷後の事務で納品書や検収書を準備するときは、出荷した事実と先方が確認した結果を区別する必要があります。 参照した入庫処理の資料は、注文した商品を受け取ったことを記録する買い手側の説明です。 国税庁の資料では、適格請求書等の記載事項の対象に、取引先から交付される請求書・納品書等が挙げられています。
表・指示文・数字は説明のための架空の例で、実在の会社の話や、AIが実際にそう答えることを示すものではありません。
1.AIに任せること(納品書・検収書の作成)
ここからは当社の整理です 受注番号ごとに品番や数量を並べ、出荷記録を根拠に納品明細の下書きを作ります。検収書は様式への転記までを任せ、検収日・検収者・結果は確認記録がある欄だけに入れる扱いです。資料が足りない欄は空欄にし、確認待ちの理由を別に出させます。
渡すもの
- 受注番号、取引先、品番、受注数量、単位が分かる受注台帳の写し
- 過去分と今回分を区別した出荷記録、納品日を確認できる記録
- 分納、数量の変更、返品、取消について人が確定した記録
- 相手方指定の様式と、検収日・検収者・結果を確認できる記録
AIが出すもの
- 今回分だけを記載した納品書の下書き
- 確認記録のある欄だけを埋めた検収書の下書き
- 受注・出荷・納品明細の対応と差異を並べた突合表
- 資料の不足、対応しない行、判断待ちの一覧
2.AIでの進め方
- 対象の記録をそろえる:今回作る書類の範囲を決め、受注台帳と過去分を含む出荷記録の写しを用意します。AIに元のデータを直接書き換えさせず、作業用の写しから下書きを作る流れです。
- 受注と出荷を結び付ける:受注番号を軸に、取引先、品番、単位まで照合します。件数が違う所は、分納による行の増加か、抜け・重複かを人が見分けます。
- 分納を含む見本で試す:受注全体の数量と、過去分・今回分の出荷数量を並べて下書きを作らせます。受注全量を今回分に入れたり、前便を再び載せたりしていないかを先に確かめるとよいです。
- 検収の記録を別に扱う:出荷記録だけで検収済みとは埋めず、検収日・検収者・結果を確認記録に戻って見ます。資料にない欄は空欄にし、確認待ちへ回す扱いです。
- 差異を確かめて確定する:不足・過納・返品・取消を別々に確認し、人が判断した内容だけを下書きに反映します。確認担当が承認した書類を送付し、台帳の更新も人が管理します。
3.確かめる点
検査の中心は、受注台帳との突合です(当社の「できること64項目」の記載)。
| 確かめること | 見方 | 見落とすと |
|---|---|---|
| 受注台帳との突合 | 受注番号ごとに取引先・品番・数量を台帳、出荷記録、納品明細で対応づける | 別の受注の内容が書類に入る |
| 件数と明細の対応 | 分納で増えた行を追い、未対応の行や重複を調べる | 明細が抜けたり重なったりする |
| 今回分と残りの数量 | 単位をそろえ、受注量に対する過去分と今回分を並べる | 前便を再計上したり残りを納品済みにしたりする |
| 納品日と出荷日の区別 | 日付の根拠となる記録を確認し、別の日付で補っていないか見る | 相手方と納品日の認識がずれる |
| 不足・過納・返品・取消 | 状態ごとに変更記録と照合し、数量差だけで処理しない | 差異の理由や未処理分が分からなくなる |
| 検収の記録 | 検収日・検収者・結果を実際の確認記録に照らす | 未確認の内容が検収済みとして伝わる |
4.人が判断する所
- 分納の残りの扱いと、相手方に伝える納品予定
- 不足・過納・返品・取消への対応と、数量変更の合意
- 検収の成立、相手方指定様式の使い方、書類の確定と送付
- 納品書を適格請求書として扱うか、必要な記載事項を満たすかは、国税庁の資料を示して専門家に確認します。
5.AIへの指示文の作例
受注台帳との対応と今回分の納品明細を、同じ表で確認する作例です。 この数量の対応だけで検収済みとは判断せず、確定前に元の記録へ戻ります。
| 受注・品番 | 受注数量 | 出荷記録 | 納品書の下書き・今回分 | 突合と検収の確認待ち |
|---|---|---|---|---|
| 受注甲・あ | 12個 | 前便5個、今回7個 | 7個 | 合計12個。検収記録と納品日は確認待ち |
| 受注乙・い | 5個 | 今回5個 | 5個 | 数量対応。納品日・検収日は確認待ち、検収者・結果は記録あり |
| 受注丙・う | 8個 | 今回8個 | 8個 | 数量対応。検収記録と納品日は確認待ち |
納品書・検収書の下書きを準備する作業です。 使うのは次の架空資料にある内容だけとします。 受注台帳: 受注甲/品番あ/12個 受注乙/品番い/5個 受注丙/品番う/8個 出荷記録: 受注甲/品番あ/前便5個、今回7個 受注乙/品番い/今回5個 受注丙/品番う/今回8個 検収記録: 受注乙のみ、検収者は担当甲、結果は数量一致。 検収日は未記録。ほかの受注の検収記録は未提供。 受注ごとに、受注数量、前便、今回の納品数量、 数量の対応、検収の確認待ちを表に並べます。 検収書には記録のある内容だけを転記する扱いです。 納品日や検収日、自信のない所は補わず、 空欄とした項目と理由を別の確認待ち欄に出します。 元の台帳と出荷記録は変更しません。
6.当社に相談するとき
この仕事は、手順書と検査を当社が設計し、お手元のAIで回していただく形が基本です。
どの業務から始めるか迷う場合も、滋賀の中小企業向けAI相談(30分の無料相談)をご利用ください。料金は料金のページに載せています。
出典(確認日:2026年11月2日)
- 発注書に基づく納品書:注文した商品の受領を記録する買い手側の説明であること。売り手の書類様式の根拠には使用していません
- No.6625 適格請求書等の記載事項:適格請求書等の記載事項を扱う表に請求書・納品書等が含まれること。個別の適用判断は行っていません
関連する記事・ページ
- 発注と在庫:この分野の入口ページ
- 発注書の作成
- 受注メールから台帳への転記
- 転記ミスの原因と防止策
- 発注書の作成
- 受注メールから台帳への転記
- 在庫表の更新と発注点の警告
- AIでできる仕事64項目の一覧
- AIコンサルティング:できること64項目
このページの確かめ方は、情報の確かめ方と更新の方針にまとめています。