- トップ
- AIコンサルティング
- AIでできる仕事64項目
- 受注メールから台帳への転記
受注メールの台帳転記をAIに任せる手順。件数の突合と訂正・再送の確認
要点
AIには、受注メールの本文と添付から台帳の列に合う下書きと、確認が必要な箇所を出させます。人が確かめる中心は、対象メールと処理・保留の件数の突合、原文に対する読み取りの誤りです。訂正や再送も処理の記録に残し、台帳への反映は人が判断します。
メールで届いた注文を受注台帳へ移す場面では、本文だけでなく添付や、その後の訂正も確認の対象になります。転記の下書きは、元のメールと台帳の行を行き来できる形にしておくとよいです。
表・指示文・数字は説明のための架空の例で、実在の会社の話ではなく、AIが実際にそう答えることを示すものではありません。
1.AIに任せること(受注メールから台帳への転記)
Power Automate の公式資料には、送信者のメールアドレスを条件にクラウドフローを開始する方法が示されています(確認日:2026-11-02)。 同サービスの公式資料では、生成した出力の後に人によるレビューを加える手順を説明しています(確認日:2026-11-02)。 この仕事では、メールを処理対象に選ぶことと、注文内容を読み取ることを分けて考えます。AIに任せる範囲は、資料に記載された注文情報の抜き出し、台帳の列への整理、関連する訂正・再送の候補と不明欄の提示までです。
渡すもの
- 対象期間・受信先・送信元・件名を定めた抽出範囲と、対象メールの一覧
- 参照用の識別符号を付けたメール本文、添付資料、訂正や再送を含むやり取り
- 台帳の列名、列の意味、入力済みの見本、既存行を確認するための写し
- 重複候補・訂正・取消・追加注文・読取不能をどう記録するかの社内ルール
AIが出すもの
- 注文番号・取引先・品番・数量・単価・納期を整理した転記用の下書き
- 転記値と、根拠となるメール・本文の箇所・添付の箇所の対応
- 訂正・再送・取消・追加注文と、関連する元の注文の候補
- メールごとの処理結果、保留理由、不明欄をまとめた確認用の一覧
2.AIでの進め方
- 対象を一覧にする:処理する期間・受信先・送信元・件名を決め、人が対象メールを一覧にします。AIに渡す前の一覧を残し、取り込み後の件数と突き合わせる基準にします。
- 見本で下書きを試す:通常の注文に加え、訂正・再送・読めない添付を含む見本で試します。元メールへ戻れるか、空欄を推測で埋めていないかを確認する段階です。
- 原本と下書きを分ける:メールと台帳は写しを渡し、AIに元のデータを直接書き換えさせません。注文の明細は行に分け、各行に参照元の符号を残します。
- 関連メールを整理する:訂正は変更前と変更後を並べ、再送や返信内の引用は重複候補にします。取消・追加注文も元の注文との関係を残し、人の確認前に旧内容を上書きしません。
- 処理結果と原文を照合する:「対象メールの件数=処理した件数+保留の件数」を確認します。処理済みは転記候補の作成や重複確認を終えたメール、保留は未読の添付や不明点が残るメールとし、同じメールを両方に数えません。
- 人が台帳へ反映する:人が原文と下書きの値を照合し、訂正や重複の扱いを決めて台帳に反映します。メールの通数と明細行の数は分けて数え、保留も記録に残す流れです。
3.確かめる点
検査の中心は、件数の突合、読み取りの誤りです(当社の「できること64項目」の記載)。
| 確かめること | 見方 | 見落とすと |
|---|---|---|
| 件数の突合、読み取りの誤り | 対象メール一覧と処理・保留の一覧を突合し、転記値を本文や添付の原文と並べて確認する | 未処理の注文や、誤った値が台帳に残る |
| 抽出範囲の漏れ | 期間・受信先・送信元・件名の範囲と、対象一覧を照合する | 対象の注文が確認工程に入らない |
| 再送・転送・返信引用 | 元のメール、注文番号、本文の一致箇所を比べる | 同じ注文が重複して登録される |
| 訂正・取消・追加注文の関係 | 元の注文と変更箇所を並べ、社内ルールに沿って反映先を確認する | 旧内容が残ったり、必要な注文が消えたりする |
| 添付と不明欄 | 添付の有無と読取状況を確認し、根拠のない値を保留に戻す | 推測した内容が注文情報として扱われる |
| メールと明細行の対応 | メールの符号から台帳の該当行をたどり、明細ごとの転記を確認する | 通数が合っていても明細の抜けを見逃す |
4.人が判断する所
- 訂正・取消を受け付けるか、どの注文の変更として扱うか
- 再送と追加注文の区別、既存行への反映先
- 数量・単価・納期が不明または食い違う場合に、取引先へ確認する内容
- 台帳への登録・変更の確定と、保留を解除する根拠
5.AIへの指示文の作例
通常注文・訂正・再送・添付を読めない注文を並べた、転記前の確認用の指示文です。
架空のメールと台帳の行の関係:
| メール符号 | メールに書かれた内容・資料の状態 | 台帳で確認する行 |
|---|---|---|
| 甲 | 注文符号「芽」、品名「紙箱」の注文。数量・単価・納期の記載なし | 「芽」の新規行候補 |
| 乙 | 「芽」の品名を「封筒」に訂正するメール | 「芽」の変更候補 |
| 丙 | 甲と同じ注文内容の再送 | 「芽」との重複候補 |
| 丁 | 注文符号「葉」。明細は添付のみで、その添付は読み取れない | 「葉」の保留記録 |
受注台帳への転記用の下書きを作ります。 資料にあることだけを使い、原本のメールや台帳は変更しません。 数量・単価・納期がない場合は補わず、不明と記録します。 自信のない箇所は、確認欄に理由とともに出します。 架空のメールと台帳の行の関係: | メール符号 | メールに書かれた内容・資料の状態 | 台帳で確認する行 | |---|---|---| | 甲 | 注文符号「芽」、品名「紙箱」の注文。数量・単価・納期の記載なし | 「芽」の新規行候補 | | 乙 | 「芽」の品名を「封筒」に訂正するメール | 「芽」の変更候補 | | 丙 | 甲と同じ注文内容の再送 | 「芽」との重複候補 | | 丁 | 注文符号「葉」。明細は添付のみで、その添付は読み取れない | 「葉」の保留記録 | 出力は転記用下書きと、メールごとの処理・保留の一覧に分けます。 転記用下書きには、注文符号、品名、数量、単価、納期、 メール符号、根拠箇所、確認欄を設けます。 乙は甲との変更関係、丙は甲との重複候補を残します。 丁の明細は推測せず、添付を読めないことを保留理由にします。 処理・保留の一覧から元メールへ戻れる形にします。 訂正の採用、重複の確定、台帳への登録は人の判断に残します。
6.当社に相談するとき
この仕事は、手順書と検査を当社が設計し、お手元のAIで回していただく形が基本です。
どの業務から始めるか迷う場合も、滋賀の中小企業向けAI相談(30分の無料相談)をご利用ください。料金は料金のページに載せています。
出典(確認日:2026年11月2日)
- メールのプロパティに基づいてクラウド フローをトリガーする:送信元を条件にした処理開始
- Power Automate でプロンプトを使用する:生成後に人によるレビューを加える手順
関連する記事・ページ
- 発注と在庫:この分野の入口ページ
- 在庫表の更新と発注点の警告
- メール返信の下書きをAIで作る方法
- エクセルで表記ゆれを統一する方法
- 発注書の作成
- 納品書・検収書の作成
- 在庫表の更新と発注点の警告
- AIでできる仕事64項目の一覧
- AIコンサルティング:できること64項目
このページの確かめ方は、情報の確かめ方と更新の方針にまとめています。