週報・月報の下書きをAIで作る手順。数字の出どころと前月との整合を確認

要点

ここからは当社の整理です。AIには、確認済みの数字とメモから週報・月報の文章を下書きさせます。人が確かめる中心は、数字の出どころと前月との整合です。報告の数字から元表の位置と集計時点をたどれる形にし、前月確定後の訂正は上書きせず、差分と修正理由を残します。

公開:2026年11月3日/情報の確認日:2026年11月3日(出典はこのページの最後)

週や月の締め後には、事務担当が集計済みの表を見ながら、社内報告の文章を整える仕事があります。前回の文章には訂正前の数字や比較の前提が残ることもあり、書きぶりと数字を合わせて確かめる必要があります。

表・指示文・数字は説明のための架空の例で、実在の会社の話ではなく、AIが実際にそう答えることを示すものではありません。

1.AIに任せること(週報・月報の下書き)

任せる範囲は、集計済みの資料に沿った文章の下書き、訂正の説明案、確認事項の整理です。数字の転記と検算は人が受け持ち、AIには確認済みの値を使わせます。増減の原因や先の見通しを、数字だけから事実として書かせない形にします。 公式資料によると、Excel の[数式の検証]では、入れ子になった数式の各部分を計算順に確認できます(確認日:2026-11-03)。 また、Excel の[変更の表示]では、一部の変更が利用できず、履歴の表示に空きが生じる場合があります(確認日:2026-11-03)。 当社の手順では、計算過程と元資料を別々に確かめ、前月確定版と訂正理由を残します。

渡すもの

  • 人が転記・検算した当期の数字と、その台帳名・シート名・セル範囲・集計時点
  • 前月の確定報告と、訂正後の数字・差分・修正理由を記した資料
  • 指標の意味、対象期間、締め方、単位、単月か累計かを記した定義
  • 今回の報告の見出し、読み手、確認済みの出来事のメモ

AIが出すもの

  • 確認済みの数字と出来事に沿った報告文の下書き
  • 文中の数字と元資料の位置を対応させた出どころ欄
  • 前月確定版からの差分と修正理由を添える注記案
  • 根拠のない原因候補や不足資料を分けた確認待ち欄

2.AIでの進め方

  1. 比較の基準を固定する:対象期間、単位、指標の意味を前月の定義と照らします。比較に使う前月の版は担当者が決め、資料名に明記します。
  2. 数字に出どころを添える:人が元表から必要な値を転記・検算し、台帳・シート・セル範囲・集計時点を添えます。AIが扱う資料は複製や抜粋にし、元のデータを直接書き換えさせません。
  3. 訂正のある見本で試す:前月の数字が変わった項目を含む見本を渡し、文章と差分欄を下書きさせます。出どころが保たれ、訂正前後の値が混ざらないかを見る段階です。
  4. 報告の下書きを広げる:見本の確認後に、必要な項目へ対象を広げます。資料で確かめられる事実と、原因・見通しの候補は欄を分け、根拠のない説明は確認待ちに置く形がよいです。
  5. 本文と比較値を照合する:担当者が文中の数字を元表に戻って確かめ、前月比の式と分母も検算します。分母がゼロ、または値が欠けている項目は、比較文を確定する前に扱いを決めます。
  6. 訂正理由と承認を残す:前月の確定報告を上書きせず、訂正前後の値・差分・修正理由を別欄に残します。確認待ちを解消し、人が報告文を確定して共有します。

3.確かめる点

検査の中心は、数字の出どころ、前月との整合です(当社の「できること64項目」の記載)。

確かめること見方見落とすと
数字の出どころ、前月との整合文中の数字から台帳・シート・セル範囲・集計時点をたどり、採用した前月の版と照合訂正前後の数字が混ざった報告になります
比較の前提対象期間、締め方、単位、指標の定義、単月・累計の区別を確認集計範囲の違いが業務の変化として伝わります
差分と修正理由前月確定版を残し、訂正後の値との差分、理由、確認者を見る過去の報告から数字が変わった経緯をたどりにくくなります
前月比の計算式と分母を検算し、ゼロや欠測の扱いを確認比較できない項目にも増減の説明が付きます
原因と見通しの根拠数字から分かる事実と、別資料の裏付けが要る説明を分ける仮の原因が確定した説明として読まれます
確認待ちの残り不足資料と確認先を見直し、本文の断定表現と突き合わせる未確定の内容が報告に残ります

4.人が判断する所

  • 比較に使う前月の版と、指標の定義を変える場合の扱い
  • 締め後訂正の採否と、過去の報告を訂正する範囲
  • 原因・見通しの説明に採用できる根拠と表現
  • 確認待ちを残したまま共有できる範囲、報告の確定と送信

5.AIへの指示文の作例

架空の小売店で、担当者が検算した資料を渡す場面の指示文です。

小売店の月報で、前月確定後の訂正を残す欄の例です。値と差分は人が元表から転記・検算します。

項目訂正による差分修正理由・確認先
売上増額分を記入入力漏れの補完/月次台帳の売上欄
来店数増加分を記入未反映の記録を追加/来店記録の対象範囲
返品数変更なしと記入返品台帳の対象範囲と照合
前月比訂正後の値で検算した差を記入採用した前月の版と計算式を併記
訂正の注記修正理由を追記修正した時点・確認者・集計時点を記録
小売店の月報の下書きを作ります。
添付は、確認済みの当期の数字、前月確定版、訂正後の数字と差分、修正理由、指標の定義、出来事のメモです。
資料にあることだけを使い、元のデータは書き換えず、不足する値を推測で補わない形にします。
渡した値を使い、台帳名・シート名・セル範囲・集計時点を各項目に添えます。
前月確定版は残し、訂正は差分と修正理由の欄に分けます。
売上・来店数・返品数について、本文案、出どころ、訂正の注記、確認待ちを出します。
数字から分かる事実と、原因や見通しの候補は分けます。
比較の定義が合わない所、自信のない所、根拠のない原因説明は本文で断定せず、確認待ち欄に確認先とともに出す形にします。

6.当社に相談するとき

この仕事は、手順書と検査を当社が設計し、お手元のAIで回していただく形が基本です。

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