業務マニュアル(20頁程度)をAIで作る手順。素材の集め方と、受け入れるときに確かめること

要点

業務マニュアル(20頁程度)は、担当者への聞き取り、既存のメモ、画面の記録を素材に、AIで下書きを作り、別の係が「手順の抜け・用語のぶれ・画面との食い違い」を確かめて納めます。受け入れる側は、実際に1人がマニュアルのとおりに作業してみて、止まる所がないかを見ます。自分で作る場合のやり方は、別のページにあります。

公開:2026年11月1日

マニュアルは、「書いてある手順が、実際の画面や現場と違う」ことに、使う人が迷ってから気づく「気づくのが遅い仕事」です。AIで作るときは、作る係と確かめる係を分け、確かめた内容を記録に残します。

表・指示文・例は、説明のための架空の例です。AIが実際にそう答えることを示すものではありません。

1.AIに任せること(業務マニュアル(20頁程度))

素材(聞き取り・既存のメモ・画面の記録)から、目次、各章の手順・例外・終了の条件を整理した下書きを、AIが作ります。業務の正しいやり方を決めること、例外の扱いを決めること、受け入れて使い始めることは、貴社の担当者が行います。

渡すもの

  • 担当者への聞き取り(録音でもよい)
  • 既存のメモや古いマニュアル
  • 画面の記録(画面の写し、操作の録画)と、使う帳票の見本
  • 社内の用語の一覧

AIが出すもの

  • 目次案(章立てと、各章で扱う業務)
  • マニュアルの下書き(各手順に、手順・例外・終了の条件)
  • 検査の記録(何を確かめ、何を直したか)

2.AIでの進め方

  1. 範囲と読む人を決める:どの業務を、誰が読むか(新しく担当になる人、など)を決めます。20頁程度に収まる範囲に、業務を絞ります。
  2. 素材を集める:聞き取りと既存の資料を集めます。画面の記録は、実際の操作の順に残します。
  3. 目次を合意する:章立てと、各章で何を書くかを、先に貴社と決めます。ここで、書かないことも決めます。
  4. AIで下書きを作る:素材から、手順・例外・終了の条件を分けて、章ごとに下書きを作らせます。素材にないことは足さず、足りない点は「素材なし」と書かせます。
  5. 別の係が確かめる:作った係とは別の係が、手順の抜け、用語のぶれ、画面との食い違いを、素材と現行の画面に照らして確かめ、直した点を記録します。
  6. 貴社が受け入れる:受け取った側は、1人がマニュアルのとおりに実際に作業し、止まる所・迷う所を書き出します。直したあとで、使い始めます。

3.確かめる点

検査の中心は、手順の抜け、用語のぶれ、画面との食い違いです(当社の「できること64項目」の記載)。

確かめること見方見落とすと
手順の抜け聞き取りの内容と、マニュアルの手順を、章ごとに照合する。実際に1人が手順どおりにやってみる新任者が途中で止まる。例外のときに対応できない
用語のぶれ同じ物を別の言葉で呼んでいないか。社内の用語の一覧と比べる「請求書」と「インボイス」など、別の物と受け取られる
画面との食い違いマニュアルの画面の名前・ボタンの名前を、現行の画面と比べる古い画面のまま書かれ、操作で迷う
例外と終了の条件例外のときの動き、作業の終わりの条件が書かれているか通常の流れしか分からず、終わったかどうかの判断が人によって違う
粒度読む人に合った細かさか。新任者が読んで進められるか細かすぎて読まれない、または粗すぎて使えない
機密・個人情報実際の取引先名や個人情報が、載っていないか社外に渡したときに情報が漏れる
更新の担当誰が、いつ、直すかが決まっているか業務が変わっても直されず、古いマニュアルが残る

4.人が判断する所

  • 業務の正しいやり方(会社としての標準)の決定
  • 例外の扱いと、判断の線引き
  • 受け入れ(実際にやってみて、使い始めてよいかの判断)
  • マニュアルを更新する担当と、見直しの日の決定

5.AIへの指示文の作例

下書きを頼むときの指示文の作例です。業務と聞き取りの内容は架空で、AIが実際にそう答えることを示すものではありません。

次の聞き取りメモから、「請求書の作成」の手順の下書きを作ってください。
・読む人は、新しく担当になる人です。
・各手順に「手順」「例外(うまくいかないとき)」「終わりの条件」を分けて書いてください。
・メモに書かれていないことは足さず、足りない点は「素材なし」と書いてください。
・使われている用語は、下の「用語の一覧」に合わせてください。

【聞き取りメモ】
月末に、受注台帳から当月分を抜き出して、請求書を作る。金額が合わないときは、納品書を見る。作ったら、上司に見せてから送る。
【用語の一覧】
受注台帳/請求書/納品書

6.当社に相談するとき

この仕事は、当社のAI(Claude)で作り、作る係と確かめる係を分けて、検査記録つきで納めます。AIの契約がなくてもお受けできます。

どの業務から始めるか迷う場合も、滋賀の中小企業向けAI相談(30分の無料相談)をご利用ください。料金は料金のページに載せています。

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