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問い合わせメールの一次回答をAIで下書きする手順。事実は資料から、送るのは人
要点
一次回答の下書きは、AIに文面を整えさせ、事実(価格・日付・営業時間など)は渡した資料からだけ書かせます。回答に使った事実の出所を欄に書かせると、人が資料と見比べられます。約束(納期・値引き・返金)と例外の判断、送信は人が行います。
問い合わせメールへの一次回答は、お客様が最初に読む文面です。AIの下書きを人が読んでから送る流れなので、間違いに気づくのは「送る前」にできる、AIに任せやすい仕事です。ただし、事実の間違いを見落とすと、そのまま会社の約束になります。
表・指示文・数字は、説明のための架空の例です。AIが実際にそう答えることを示すものではありません。
1.AIに任せること(問い合わせメールの一次回答の下書き)
AIに任せるのは、受け取ったメールの内容を整理し、渡した資料(価格表・FAQ・営業時間)から答えられる部分だけで返信を下書きし、答えられない部分を「人が確認する点」に分けるところまでです。事実の出所も書かせます。
渡すもの
- お客様からの問い合わせメール(個人情報を入れてよいか、仮名に置き換えるかは、先に社内で決める)
- 回答の根拠にする資料(価格表・FAQ・営業時間・返品のルールなど)
- 自社の文体の例(過去の返信を1〜2通)
AIが出すもの
- 返信の下書き
- 文ごとの「事実の出所」(資料名と該当の行)
- 資料で答えられず、人が確認する点の一覧
2.AIでの進め方
- 資料を先に決める:返信に使ってよい資料(価格表・FAQ・営業時間)を決めます。資料にないことは、AIに答えさせません。
- メールと資料を渡す:受け取ったメールと資料を渡し、「資料に書かれている事実だけで返信を書く」と指示します。
- 事実の出所を書かせる:価格・日付・条件を書いた文ごとに、出所(資料名と該当の行)を別の欄に書かせます。
- 答えられない点を分けさせる:資料にない質問は、推測せず「人が確認する点」に分けさせます。
- 人が読んで直す:出所の欄を資料と見比べ、宛名・社名・日付・金額を確かめます。約束にあたる文(納期・返金・値引き)は、人が決めます。
- 送って記録する:人が送ります。使った資料の版と、送った文面を記録して、資料の更新に生かします。
3.確かめる点
検査の中心は、事実の出所、価格表との一致です(当社の「できること64項目」の記載)。
| 確かめること | 見方 | 見落とすと |
|---|---|---|
| 価格・金額 | 返信の金額を、価格表の該当行と1つずつ照合する | 古い価格や、別の商品の価格が書かれたまま送られる |
| 日付・納期・営業時間 | 資料の日付と比べる。「明日」「今週中」といった約束は、人が決める | 守れない日付が、そのまま約束になる |
| 事実の出所 | 出所の欄が空の文は、AIの推測として扱い、削るか人が確かめる | 根拠のない文が、事実として送られる |
| 約束の文 | 値引き・返金・特別対応を、AIが勝手に書いていないかを見る | 会社が決めていない内容が、お客様に伝わる |
| 宛名・社名・署名 | お客様の名前・会社名・自社の署名の誤りを見る | 別のお客様の名前が、文面に残る |
| 口調 | 自社の文体の例と比べる。強い断定や、謝罪の書き方を見る | お客様の状況に合わない調子で送られる |
| 個人情報 | メールの本文を外部のAIに入れてよいか、仮名にするかを決めておく | お客様の情報を、意図せず外へ出してしまう |
4.人が判断する所
- 約束にあたる回答(納期・値引き・返金・保証)。会社として決めた範囲で、人が書く
- クレーム・法律や契約に関わる問い合わせ。AIの下書きに頼らず、担当者や専門家が対応する
- 資料にない質問への回答と、例外の扱い
- 送信の最終確認。送信は人が行う
5.AIへの指示文の作例
下書きを頼むときの指示文の作例です。問い合わせの内容と資料は架空で、AIが実際にそう答えることを示すものではありません。
次のお問い合わせへの返信を、下書きしてください。 ・事実(価格・営業時間・返品の条件)は、下の「資料」に書かれていることだけを使ってください。資料にないことは書かず、「確認してご連絡します」と書いてください。 ・文のあとに、事実の出所を「【出所】資料名・該当の行」の形で書いてください。 ・値引き、返金、納期の約束はしないでください。 ・最後に、資料で答えられず、人が確認する点を箇条書きで書いてください。 【お問い合わせ】 「A商品の価格と、土曜に受け取れるかを教えてください。」 【資料】 価格表:A商品 3,300円(税込) 営業時間:平日10:00〜18:00(土日は休み)
6.当社に相談するとき
この仕事は、手順書と検査を当社が設計し、お手元のAIで回していただく形が基本です。
どの業務から始めるか迷う場合も、滋賀の中小企業向けAI相談(30分の無料相談)をご利用ください。料金は料金のページに載せています。
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