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スプレッドシートの小さな自動化をAIで作る手順。見本と想定外の入力を確かめる
要点
AIには、表の上で行う小さな処理のプログラムと、試す手順の下書きを任せます。人が確かめる中心は、見本データでの実行結果と、想定外の入力での挙動です。元の表を残し、印を付ける対象と、判断を保留する対象を分けてから試します。
受注一覧で期限を過ぎた行に印を付ける作業は、日々の進捗確認で起こります。自動化するには、期限の読み方や処理範囲をそろえ、意図した行だけが変わるかを確かめる必要があります。
表・指示文・数字は説明のための架空の例であり、実在の会社の話でも、AIが実際にそう答えることを示すものでもありません。
1.AIに任せること(スプレッドシート・GAS(1機能))
製品説明の確認日:2026-11-02 Google Apps Script(以下、GAS)には、Google スプレッドシートを作成・読み取り・編集するための仕組みがあります。 承認が必要なスクリプトでは、実行時に承認ダイアログが表示されます。 割り当てや制限を超えると、スクリプトはエラーで停止します。 特定の操作などをきっかけに自動実行するインストール可能なトリガーもあり、実行には作成者のアカウントが使われます。 ここからは当社の整理です AIには、期限を比較して印を付ける処理と、試す手順の下書きを出させます。対象や例外の扱いは人が決めて渡し、不明な列は推測で埋めず、質問として出させる形です。
渡すもの
- 列名と列の意味が分かる、架空の受注一覧の見本
- 期限の比較に使う基準日、印を付ける場所、期待する結果
- 空欄・全角・重複などの見本と、それぞれをどう扱うか
- 変更を認める範囲と、変更・送信を認めない範囲
AIが出すもの
- 指定した処理だけを行うプログラムの下書き
- 読む列と変更する列が分かる説明
- 見本ごとの期待結果と、試す手順
- 判断できない点や、途中で止まった場合の確認事項
2.AIでの進め方
- 処理の範囲を決める:印を付けるだけに絞り、行の削除や外部への送信は含めません。当日や処理済みの行の扱いも、人が先に決めます。
- 元の表を残して見本を用意する:作業前にコピーを取り、AIに元のデータを直接書き換えさせない運用にします。見本は架空の内容で作り、期待する印と変更しないセルを記すとよいです。
- 下書きを受け取り、変更範囲を読む:人が決めた列や例外の扱いを渡し、コードと確認手順を出させます。対象の表や書き込み先が分からなければ、実行を保留し、分かる担当者に確認する段階です。
- 許可する内容を確認する:権限の承認画面では、何へのアクセスを求めているかを読みます。処理との関係が不明な要求は承認を保留し、下書きを見直します。
- 見本で動かして結果を比べる:コピー側で実行し、通常の行と空欄・全角・重複を含む行の結果を照合します。印の付いた行だけでなく、変更しない予定のセルも比較の対象です。
- 再実行と停止後を確かめる:繰り返しても印が重なったり別の行が変わったりしないかを試します。自動実行を計画する場合は、動くきっかけと実行するアカウントを整理し、手動とは分けて試すとよいです。
3.確かめる点
検査の中心は、見本データでの実行結果、想定外の入力での挙動です(当社の「できること64項目」の記載)。
| 確かめること | 見方 | 見落とすと |
|---|---|---|
| 見本データでの実行結果、想定外の入力での挙動 | 期待結果と突き合わせ、空欄・全角・重複でも変更箇所を比較します | 対象外の行に印が付いたり、対象の行が残ったりします |
| 期限の境目 | 基準日より前・当日・後の扱いが、人の決めたルールに合うかを見ます | 印を付ける対象が担当者の認識とずれます |
| 読む場所と書く場所 | 表や列の指定、見出し行の除外、変更しないセルを確かめます | 他の列や見出しが変わります |
| 許可するアクセスの範囲 | 要求内容と処理を担当者が照合します | 目的と関係のないアクセスを許可することになります |
| 再実行・同時実行 | 繰り返しや重なった実行を想定し、結果が増減しないかを見ます | 印の重複や結果の不一致が生じます |
| 停止と再開 | 失敗した場所と未処理の行を把握し、再開する範囲を決められるか見ます | 未処理分を完了扱いにしたり、処理済みの行をやり直したりします |
4.人が判断する所
- 期限の意味、当日・処理済み・日付が読めない行の扱い
- AIに渡してよい情報と、処理のために認めるアクセスの範囲
- 下書きを実行できる状態か、確認できる担当者の助けが要るか
- 実際の表で使う時期、実行する担当者、止める条件と元に戻す方法
5.AIへの指示文の作例
期限超過の印を付ける処理と、検査の下書きを求める例です。
目的:架空の受注一覧で、基準日より前の期限の行に印を付けます。 渡した資料だけを使い、不明な列や扱いは推測せず、確認事項に分けます。 入力の列:受注記号、期限、状態、確認印。 基準日と日付の読み方は担当者が指定します。 状態が「未処理」で、期限が基準日より前の行にだけ、 確認印の列へ「期限超過」と入れる案を作ります。 期限が当日以降の行と、状態が「完了」の行は変更しない案です。 既存の確認印と今回のルールが食い違う場合は、上書きせず確認事項に分けます。 見本と期待する結果: | 期限 | 状態 | 期待する結果 | |---|---|---| | 基準日より前の日 | 未処理 | 確認印に「期限超過」 | | 基準日と同じ日 | 未処理 | 変更しない | | 基準日より前の日 | 完了 | 変更しない | | 空欄 | 未処理 | 変更せず確認事項へ | | 日付でない文字 | 未処理 | 変更せず確認事項へ | 全角の数字による日付と、同じ受注記号が重複する行は、 勝手に補正・統合せず、変更を保留して確認事項に分けます。 元の表には接続せず、架空データのコピーで試す前提です。 他の列の変更、行の削除、外部への送信、自動実行の設定は含めません。 出力:コードの下書き、読む列と書く列の説明、試す手順、 期待結果との比較表、確認事項。 再実行・同時実行の試し方と、停止後に処理済み・未処理を 見分ける方法も案に含めます。
6.当社に相談するとき
この仕事は、当社のAI(Claude)で作り、作る係と確かめる係を分けて、検査記録つきで納めます。AIの契約がなくてもお受けできます。
どの業務から始めるか迷う場合も、滋賀の中小企業向けAI相談(30分の無料相談)をご利用ください。料金は料金のページに載せています。
出典(確認日:2026年11月2日)
- Google スプレッドシートを拡張:表を作成・読み取り・編集する仕組み
- Google サービスの承認:承認が必要な場合のダイアログ
- Google サービスの割り当て:割り当て・制限を超えた場合の停止
- インストール可能なトリガー:自動実行の仕組みと実行するアカウント
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