アンケートの回答数に途中回答が混じるとき完了分を確かめる手順
要点
完了分は、総数をそのまま転記せず、回答の状態で対象を絞ってから確かめます。引き継ぎには採用した範囲と確認時点を残し、空欄がある回答の扱いも分けて記録するとよいです。集計対象を決める作業と、質問ごとの記入内容を確かめる作業を分けて進めます。
この記事は、アンケートの回答数をそのまま報告せず、完了した回答だけの件数を確かめたい小さな会社の事務担当者が、回答の状態による絞り込みと空欄の扱い、引き継ぎで残す内容を整理するためのものです。
公式ページ・公式ヘルプなどの一次資料を2026年11月3日に確かめました。機能や制度は変わることがあるので、使う前に各ページで最新の状態を確認してください。法律・税務・労務の判断や、効果を約束するものではありません。
例は説明のための架空の例です。確認表や作例は、当社の考えをまとめたもので、公式の機関が示しているものではありません。
1.総回答数と、報告に使う完了分を分ける
製品の説明と操作名の確認日は、出典の一覧に記載しています。
SurveyMonkeyの回答数には、アンケートを完了した回答だけでなく、途中までの回答も含まれます。 「完了」は、表示された回答必須の質問に答え、最終ページの完了ボタンを押した状態です。 未完了の回答は、まだ回答中か、途中で放棄された可能性があります。
事務の報告では、まず「届いている回答全体を伝えるのか」「終了まで進んだ回答を集計するのか」を明らかにします。見出しが単に「回答数」だけだと、読む人が別の範囲を想定する余地が残ります。採用する範囲を報告欄の名前や注記に残すと、集計担当者が替わったときにも意図をたどりやすくなります。
途中の回答を削除する作業と、今回の集計から外す作業も分けて考えます。報告の対象を決める段階では、元の内容を変更する前に、どこまでを集計に使うのかを整理するとよいです。
2.回答の状態で絞り、表示された件数を控える
回答状況によるフィルターを使うと、完了済みの回答だけを表示できます。
公式ヘルプに沿った操作の流れは、次のとおりです。
- 対象アンケートの集計結果を分析するページを開き、個別回答のタブへ進みます。
- ツールバーの[ルール]から[+フィルター]を開き、フィルターの種類と抽出基準を選んで[適用]を押します。
ここでは、先に説明した回答状況による絞り込みを使い、完了分を対象にします。フィルターで抽出した回答数は、アンケートの回答総数と比較して表示されます。
件数を書き写す前に、集計の対象が依頼された範囲とそろっているかを見直します。画面上の件数だけを控えるよりも、どの範囲を見ていたのかを併記するほうが、後から同じ集計を確かめやすくなります。数字が合わないときも、元の回答を修正する前に、比べている範囲をそろえるところから始めます。
3.完了扱いの回答に空欄があっても、理由を分ける
スキップロジックを設定したアンケートでは、回答必須の質問が分岐によって飛ばされることがあります。 また、回答の収集開始後に回答必須の質問を追加すると、初期の回答者にはその質問が表示されていない可能性があります。 個々の回答の詳細は、テーブルの該当行の最後にある矢印から表示できます。
完了分を報告する場面では、空欄の有無だけを手掛かりに対象を外すより、質問が表示される流れと回答の内容を照らし合わせます。回答全体が終了まで進んでいるかと、報告したい質問に記入があるかは、別々の確認項目として残すとよいです。
集計したい質問の回答が見当たらないときは、その空欄を集計にどう扱ったのかも記録します。集計担当者の判断だけで回答内容を埋めたり、空欄を特定の選択肢として読み替えたりせず、報告の目的に沿って扱いを決める流れにします。
4.引き継ぎ用の表には、件数の対象を残す
集計を引き継ぐ場面では、最終的な数字だけでなく、採用した範囲を短い表にまとめます。たとえば社内の意見募集なら、報告欄を次のように用意できます。
| 報告に残す項目 | 記載する内容 | 引き継ぎ時に確かめること |
|---|---|---|
| 集計した対象 | 終了まで進んだ回答を採用する方針 | 依頼された報告の範囲と合っているか |
| 集計から外した対象 | 途中の回答を含めるかどうかの扱い | 別の担当者も同じ対象を選べるか |
| 設問の空欄 | 分岐や質問の追加時期を調べた結果 | 記入漏れと区別して扱ったか |
| 確認時点 | 集計を見た時点と担当者 | 別の時点の報告と区別できるか |
表は報告のために手元で残す項目であり、製品の画面を再現したものではありません。補足が長くなるときは、件数の欄へ詰め込まず、調べた内容を別のメモとして添えます。
5.件数が合わないときは、比較している範囲へ戻る
引き継いだ数字と手元の数字に差があったら、先にどちらが正しいかを決めず、同じ回答を対象にしているかを確認します。対象の範囲、見た時点、空欄の扱いを順に照らし合わせると、差の理由を説明する材料がそろいます。
報告には、調べたことと判断を保留したことを分けて残します。たとえば、回答の終了状態まで確認済みでも、空欄の理由までは確かめていない場合、その範囲を混ぜて記録しないようにします。次の担当者が同じ確認を繰り返さずに済むよう、確かめた場所と採用した方針を短く添えるとよいです。
6.確認表
公開・共有の前に、この表で確かめます。
| 確認 | 確かめること |
|---|---|
| □ | 報告したい件数の対象を明確にしたか |
| □ | 集計に含める回答と外す回答の扱いを決めたか |
| □ | 抽出後の件数と、対象全体の件数を区別したか |
| □ | 空欄を未完了と判断する前に、質問が表示される流れを確かめたか |
| □ | 質問の追加時期が回答の見え方に関係していないか確認したか |
| □ | 集計の範囲と確認時点を引き継ぎ用に記録したか |
7.自社の事務の手順まで形にしたいとき
ここまでの確認を、自社の事務の手順書や、AIの結果を確かめる検査まで形にしたい場合は、当社のように、手順と検査の設計まで行う相談先が選択肢になります。オンラインは全国から対応しています。
自社の事務のどこから確認を入れるかを相談したい場合は、30分の無料相談をご利用ください。法律・税務・労務の判断や、効果の約束は行いません。
出典(確認日:2026年11月3日)
- Survey Response Statuses:回答総数には途中回答も含む
- アンケート回答のステータス:完了の定義、未完了の可能性
- アンケート結果のフィルタリング:完了回答の抽出と件数の表示
- Viewing Individual Responses:分析ページから個別回答を開く操作
- Filtering Survey Results:ルールからフィルターを作成して適用する操作
- Respondents Skipped Required Questions:分岐による回答必須の質問のスキップ
- 回答者が回答必須の質問をスキップしてしまった:回答収集後に質問を追加した場合
- 個別の回答を表示:個別回答の詳細を開く操作
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