Excelで作業期限までに残る営業日数を数える方法と確認点

要点

Excelで期限までに残る営業日数を数えるには、起算日・期限日・除外する休日を指定するNETWORKDAYS関数を使います。起算日を固定するか、毎日の確認時点に合わせるかを先に決めると、担当者どうしで結果を比べやすくなります。

公開:2026年11月5日/情報の確認日:2026年11月5日(出典はこの記事の最後)

この記事は、作業期限までに残る営業日数を Excel で数えたい小さな会社の担当者が、起算日・期限日・休日一覧の置き方と、カレンダーとの照合を確かめる流れをまとめたものです。

公式ページ・公式ヘルプなどの一次資料を2026年11月5日に確かめました。機能や制度は変わることがあるので、使う前に各ページで最新の状態を確認してください。法律・税務・労務の判断や、効果を約束するものではありません。

例は説明のための架空の例です。確認表や作例は、当社の考えをまとめたもので、公式の機関が示しているものではありません。

1.土日休みの作業に使えるかを先に見る

この記事で使う通常の関数は、土曜・日曜と、休日として指定した日付を稼働日から除きます。社内の作業期限を管理するときは、会社の営業カレンダーと、この数え方が合うかを先に確認します。

公式ヘルプの適用先は、Excel for Microsoft 365とそのMac版、Excel 2024・2021とそれぞれのMac版、Excel 2019・2016です。利用する版を確認してから、表に組み込むとよいです。

土日以外を定休日にする場合は、週末の曜日を指定できるNETWORKDAYS.INTL関数を使えます。この記事では、土日休みの社内作業について、既に決まっている期限までの日数を求めます。

2.起算日と期限日は数える対象に入る

公式ヘルプの使用例では、開始日を10/1/2012(2012年10月1日)、終了日を3/1/2013(2013年3月1日)とした稼働日の日数の結果を110としています。当社でこの期間のカレンダーを数えたところ、土日を除いた日は、開始日(月曜日)と終了日(金曜日)を両方含めて110日でした。開始日と終了日は、どちらも稼働日なら日数に含まれる数え方です。今日の作業時間も使えるのか、それとも今日の作業は終わっているのかを整理してから、起算日を決めることが大切です。

開始日の引数には起算日を、終了日の引数には対象期間の最終日を指定します。運用上、今日を含めないと決めた表では、起算日の入力欄を翌日の日付にする、という使い分けにします。これは社内で決める入力のルールです。

「残り営業日」という列名だけでは、起算日の意味が伝わりにくいことがあります。「起算日から期限日まで」と添え、期限当日も作業できる前提かを担当者とそろえるとよいです。

3.日付の入力欄と日数の欄を分ける

休日の一覧は、日付ごとに別のセルへ入力する方法が公式ヘルプで示されています。下表は、入力する場所の配置例です。日付そのものは、社内で決めた起算日、期限日、休業日を使います。

作業名(A列)起算日(B列)期限日(C列)残り営業日数(D列)除外日一覧(F列)
共有資料の点検数え始める日付社内で決めた期限数式を入れる欄計算から除く休業日の日付

基本の書式は「NETWORKDAYS(開始日, 終了日, [祭日])」です。この入力配置に合わせて組み立てた式は、次のとおりです。結果を表示する欄へ入力します。

=NETWORKDAYS(B2,C2,F2:F4)

ここで示したセルの位置と休日一覧の長さは、配置例として決めたものです。自分の表では、日付を置いた場所に参照先を合わせます。

休日の引数には、計算から除外する日付の一覧をセル範囲として指定できます。休日の名称だけでなく、対応する日付が範囲に入っているかも確認します。参照する一覧を後から伸ばしたときは、数式側が新しい範囲を見ているかを照合するとよいです。

4.毎日見る表では、今日の日付を起算日にする

TODAY関数は、現在の日付のシリアル番号を返します。これを起算日の位置に組み合わせた、毎日の確認用の式です。期限日と休日一覧の配置は、前の表に合わせています。

=NETWORKDAYS(TODAY(),C2,F2:F4)

更新される日付と、記録として残す日付

TODAY関数の計算結果は、ワークシートの再計算などが行われたときに更新され、時間の経過だけでセルが更新されるわけではありません。毎日見る表では、起算日が意図した日付になっているかも、残り日数と一緒に確かめます。

日々の確認用と、過去に共有した時点の記録は、使い道を分けるとよいです。以前の判断を振り返る資料では、いつを起算日にした数字なのかが分かるように、確認時点の日付も残します。

5.日数が合わないときは日付と除外日を照合する

日付を文字列として入力すると、エラーになる場合があります。無効な日付を引数に指定すると、#VALUE!が返されます。見た目が日付らしくても計算が進まない場合は、起算日・期限日・休日の入力内容を順に見ます。

カレンダーと同じ範囲を数える

結果の照合では、対象期間のカレンダーで、土日と指定した休業日を外した日を拾います。途中の休日だけでなく、起算日や期限日自体が休業日に当たっていないかも点検します。日数を合わせるために結果を手で書き換える前に、入力した期間と休日一覧を確かめるとよいです。

また、期限を過ぎた作業が混じっていないか、期限日の入力が空いていないかも確認します。予定が未確定の作業は、日数の表示だけで進捗を判断せず、確認待ちであることを別に残します。

6.引き継ぐときは日数の意味を添える

ここからは当社の整理です。残り日数と、仕事を終えられるかどうかの判断は、分けて考えます。承認待ち、相手からの返事待ち、担当者の予定なども見たうえで、間に合うかを担当者が判断する流れです。

引き継ぎでは、起算日の決め方、使った休日一覧、休業日を更新する担当を一緒に残すとよいです。読み手が同じ条件で数え直せることが、数字だけを共有する場合との違いになります。

ここで扱うのは、社内で決まっている作業期限までの日数です。期限そのものを変更してよいかどうかは、別に確認する事項として切り分けます。

7.確認表

公開・共有の前に、この表で確かめます。

確認確かめること
□起算日を何の時点にするか、共有相手とそろえたか
□起算日と期限当日を数える前提で、作業の予定を確認したか
□土日休みという計算の前提が、社内の営業カレンダーと合うか確認したか
□除外する休業日を日付で入力し、数式の参照範囲に含めたか
□カレンダーで対象の稼働日を拾い、表示された日数と照合したか
□毎日の確認用か過去の記録用かを分け、起算日と休日一覧の管理担当を残したか

8.自社の事務の手順まで形にしたいとき

ここまでの確認を、自社の事務の手順書や、AIの結果を確かめる検査まで形にしたい場合は、当社のように、手順と検査の設計まで行う相談先が選択肢になります。オンラインは全国から対応しています。

自社の事務のどこから確認を入れるかを相談したい場合は、初回無料相談をご利用ください。法律・税務・労務の判断や、効果の約束は行いません。

出典(確認日:2026年11月5日)

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