新しいブログ記事を孤立させない、既存記事からの内部リンクの選び方
要点
新しいブログ記事へのリンク元は、その分野の入口と、読者の疑問がつながる既存記事から選びます。新規記事から他の記事へリンクする作業とは分け、どの既存ページのどの段落から新規記事へ案内するかを記録します。担当者がリンク元の公開画面からたどって確認するところまでを、公開時の作業に含めるとよいです。
この記事は、新しいブログ記事を公開するときに、既存の記事からの案内を見落としたくない小さな会社の事務担当者が、リンク元の選び方と記録・確認の進め方を整理するためのものです。
公式ページ・公式ヘルプなどの一次資料を2026年11月3日に確かめました。機能や制度は変わることがあるので、使う前に各ページで最新の状態を確認してください。法律・税務・労務の判断や、効果を約束するものではありません。
例は説明のための架空の例です。確認表や作例は、当社の考えをまとめたもので、公式の機関が示しているものではありません。
1.新規記事へ入る向きのリンクを確認する
Google は、重視する各ページに、同じサイト内の少なくとも別の1ページからリンクを設けるよう案内しています。
公式資料の確認日:2026-11-03。
ここからは当社の整理です。新規記事の公開準備では、記事そのものの確認に加え、既存ページからの入口を決めます。新規記事の末尾に関連記事を載せる作業と、既存記事に新規記事への案内を加える作業を、別々の確認欄にするとよいです。
確認したいのは、既存のページを読んでいる人が新規記事へ進めるかです。新規記事に他の記事への案内があっても、反対向きの案内を置いたかは、それだけでは判断できません。「関連記事を設定済み」という記録だけで閉じず、リンク元とリンク先の組を残します。
最新記事の一覧に掲載する場合も、一覧の確認だけで終えず、内容に沿った入口を検討します。公開直後に見える場所と、その話題を読み進める途中の場所を分けて考えるためです。
2.リンク元は読者の疑問が続くページから選ぶ
候補を探すときは、新規記事が答える問いを短く書き出します。その問いを持つ人が、どの既存記事を読んでいる場面かを考えると、題名の似たページだけに絞らず検討できます。
まず見る場所は、分野の入口となるページです。その分野の記事を探す人に、新規記事の位置付けを示す用途で検討します。次に、同じ困りごとを扱う既存記事と、新規記事の前段階を説明する記事を読みます。
たとえば、備品の貸出記録の付け方を扱う記事なら、次のように整理します。各行はリンク元候補の例であり、すべての場所に追加する想定ではありません。
| リンク元の候補 | 読者が次に知りたいこと | 掲載を検討する位置 |
|---|---|---|
| 備品管理の話題をまとめる入口 | 貸し出した備品の記録方法を知りたい | 記事の用途を紹介する箇所 |
| 備品の所在確認を扱う既存記事 | 持ち出し先をどう記録するか知りたい | 所在不明への対応を説明した段落の後 |
| 貸出の受付手順を扱う既存記事 | 受け付けた後に何を残すか知りたい | 受付後の作業へ進む箇所 |
候補ごとに、リンク先を読む理由を短く書き添えます。理由を書くために新規記事の内容を大きく言い換える場合は、候補を保留にして本文の関係を見直すとよいです。同じ単語が題名にあっても、想定する読者や扱う作業が異なるページは、採用を急ぎません。
3.置く段落とリンクの文言を組で決める
リンク元を決めたら、ページ全体のどこかに置くという記録ではなく、見出しと前後の文章まで指定します。末尾の関連記事欄に置くのか、本文の説明から案内するのかも、この段階で決めるとよいです。
公式資料では、適切なリンクの文言によって、読者と検索エンジンが移動前にリンク先の内容を理解しやすくなると説明しています。
公式資料の確認日:2026-11-03。
当社の手順としては、リンク先で分かることを表す短い文言を候補にします。前後の文章と合わせて読み、そこで案内する理由が伝わるかを確認します。記事の題名をそのまま置く場合も、直前の説明と内容がつながっているかを見るとよいです。
記録には、リンク元のページ名と所在、挿入する見出し、リンクの文言、リンク先の所在、更新担当、確認担当を残します。所在はページのアドレスで残し、編集画面や下書きの場所と取り違えないようにします。担当者が別の場合は、候補の採用、掲載の反映、公開画面の確認を区別した状態欄も役立ちます。
4.AIを使う場合も候補と採用結果を分ける
候補出しやリンク文の下書きにAIを使う場合は、新規記事の内容と、候補となる既存記事の本文を材料にします。題名の一覧だけを渡すより、掲載を検討する段落も合わせて扱う進め方にするとよいです。
依頼する範囲は、候補、読者の疑問とのつながり、挿入位置の案、文言の下書きまでとします。採用と公開は人の作業として分け、既存ページを直接書き換える指示には進みません。材料にないページを補わせないことも、依頼文に含めます。
指示文は、次のように整理できます。
渡した新規記事と既存記事の本文だけを使い、リンク元の候補を整理する。 候補ごとに、読者が次に知りたいこと、掲載を検討する見出し、リンク文の下書きを記す。 本文のどの内容がつながるかを示し、つながりを説明できない候補は保留にする。 材料にないページ名やアドレスは作らず、判断に足りない情報は確認待ちに分ける。 採用、既存ページの書き換え、公開は行わない。
受け取った下書きは、担当者が既存記事の本文と照らし合わせます。文言が自然でも、新規記事がその問いに答えていなければ、掲載場所か候補を見直します。
5.公開済みのリンク元からたどって作業を閉じる
反映後は、編集画面の保存状態だけで閉じず、読者が見るリンク元の公開画面を開きます。予定した段落に文言があり、そこから目的の新規記事へ移れるかを確認する流れです。
確認記録には、見たページと確認した人、確認日、修正が残っている箇所を記します。新規記事だけ公開できていて、リンク元の更新が確認待ちの場合は、その状態を残します。新規記事の公開と、入口の反映を同じ完了欄で処理しないためです。
候補に挙げたページでも、読者の疑問とのつながりを説明できない場所は保留にします。入口が決まらないときは、新規記事の位置付けをまとめるページに戻り、どの話題に含めるかを編集担当と確認するとよいです。作業の終点は、選んだ既存ページから新規記事へ進めることを担当者が確かめ、記録した状態とします。
6.確認表
公開・共有の前に、この表で確かめます。
| 確認 | 確かめること |
|---|---|
| □ | 新規記事が答える問いと、入口となる既存ページを整理したか |
| □ | リンク元を読む人が、新規記事へ進む理由を説明したか |
| □ | 新規記事から外へ向かう案内と、既存記事から入る案内を分けて確認したか |
| □ | 掲載位置、リンクの文言、リンク先を組で記録したか |
| □ | 候補の採用、反映、公開画面の確認を分けて記録したか |
| □ | リンク元の公開画面から、目的の新規記事へ進めるかを確認したか |
| □ | 保留した候補と、残っている修正を記録したか |
7.自社の事務の手順まで形にしたいとき
ここまでの確認を、自社の事務の手順書や、AIの結果を確かめる検査まで形にしたい場合は、当社のように、手順と検査の設計まで行う相談先が選択肢になります。オンラインは全国から対応しています。
自社の事務のどこから確認を入れるかを相談したい場合は、30分の無料相談をご利用ください。法律・税務・労務の判断や、効果の約束は行いません。
出典(確認日:2026年11月3日)
- Link best practices for Google:同じサイト内の別ページから、重視するページへのリンクを設けるという案内
- Search Engine Optimization (SEO) Starter Guide:適切なリンクの文言が、移動前のリンク先の理解を助けるという説明
関連する記事・ページ
- AIコンサルティング:できること64項目
- 日報に残した約束ごとを、同じ案件の続報につなぐ記録の残し方
- 飲食店のアレルギー情報は何を根拠に更新する?原材料資料の管理
- Excelで完了と入力した作業の行全体を薄く表示する設定方法
- 情報の確かめ方と更新の方針。このサイトのページを、書く前・公開する前・公開した後に確かめていること
- 業務の洗い出し方。部署名ではなく「作業」で書く
このページの確かめ方は、情報の確かめ方と更新の方針にまとめています。